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2023.10.05

ドラえもんたちと一緒に集まったファンとの記念撮影も!
生誕90周年プロジェクトがいよいよスタート!

「藤子・F・不二雄
生誕90周年 企画発表会」
が開催されました!

2023年10月4日(水)「藤子・F・不二雄 生誕90周年 企画発表会」が、恵比寿ガーデンプレイス ザ・ガーデンホールにて開催されました。『生誕90周年プロジェクト』の情報が公開されその模様をレポート形式でお知らせします。

90周年を記念する本発表会の開会宣言では、藤子・F・不二雄先生が生んだキャラクター「ドラえもん」、「パーマン」、「オバケのQ太郎」が登場。『藤子・F・不二雄 生誕90周年 企画発表会』の開催を宣言するドラえもんの掛け声でスタートしました。パーマンとQ太郎も大きな拍手で盛り上げて、発表会の開会を飾りました。

1.『映画ドラえもん のび太の地球交響楽ちきゅうシンフォニー』 特報映像公開・ゲスト声優発表
2024年3月1日(金)に公開が決定した『映画ドラえもん のび太の地球交響楽(ちきゅうシンフォニー)』の最新特報映像を含むプレゼンテーションから会がスタートしました。シリーズ43作目となる本作のテーマは、“音楽”。ドラえもんたちが奏でる交響楽(シンフォニー)で、地球を救う大冒険が始まります。MCからの呼び込みでステージには、映画内に登場する「燕尾服」姿のドラえもんが登場!ドラえもんの登場に会場が盛り上がるなか「大事なことを言いに来たのです!」と、これまでシークレットとなっていた物語のカギを握る歌姫・ミーナ役のゲスト声優が発表となり、俳優の芳根 京子さんがステージに登壇されました。
MCから「今の気持ちはいかがですか?」と聞かれた芳根さんは「驚いてしまって、本当に?と思いましたが、とっても嬉しくて、今日この場に立ってドラちゃんとお話させてもらっていることで実感が湧いています。収録はこれからですが身が引き締まる思いです。」とこれから始まるアフレコ収録への意気込みについてお話いただきました。

2.「出版企画」てんとう虫コミックス『ドラえもんプラス』など新刊発売情報発表
「出版企画」の発表では、小学館のドラえもんルーム・徳山雅記編集長が登壇。てんとう虫コミックス『ドラえもんプラス』7巻と『ドラミちゃん』『T・Pぼん(タイムパトロールぼん) 』の3タイトルの新刊発売の発表を行いました。
『ドラえもんプラス』7巻は『ドラえもん』全45巻には収まりきらなかったお話を収録した特別なシリーズであり、第6巻が刊行されて以来9年ぶりの発売。『ドラミちゃん』は、ドラミちゃんが登場するエピソードや秘密だけを厳選した1冊で、徳山編集長は「兄妹揃って発売されるスペシャルな新刊の発売を是非お楽しみにお待ちください。」とコメントしました。『T・Pぼん』については「非常にスケールの大きい作品です。」と、生誕90周年への期待を語りました。

3.「商品化企画」6種類の特別デザインと商品イメージを発表
「商品化企画」は90周年を記念して制作され、期間限定で展開される6種類の特別デザインが発表されました。 一つ目に発表された「セレブレーションデザイン」は、Fキャラクターたちが藤子・F・不二雄先生の生誕90年をお祝いするために集合したFキャラ大集合の豪華デザインで、このデザインを使用した各種商品のイメージについても公開されました。原作ではめったに見られないポーズで制作されたキャラクターたちのデザインに、「90周年ならでは。とても可愛いです。」とMCのかかず ゆみさんも大絶賛!他、5種類のデザイン案と商品イメージについても発表いただき、90周年を記念するアニバーサリーデザインの解禁に、会場からは歓声が上がりました。

4.「ゲーム企画」3タイトルの制作発表
「ゲーム企画」の初解禁タイトルを含め、3タイトルの制作発表が行われました。今秋の東京ゲームショウでも発表された、Roblox「ドラえもん のび太のゴーゴーライド!」、サクプラス「ドラえもん パズルdeリゾートメーカー」、カイロソフト「ドラえもんのどら焼き屋さん物語」のそれぞれの詳細とPV映像が公開。90周年という大きな節目をきっかけに、3本のゲームタイトルが登場します。

5.NHK「藤子・F・不二雄 SF短編ドラマ」制作発表
今春に加藤 茶さんが主演された「定年退食」、鈴木 福さんが主演された「おれ、夕子」等、多彩な物語のラインナップと出演陣で実写ドラマ化され大きな話題となった「藤子・F・不二雄 SF短編ドラマ」。2024年春、NHKBSおよびBSP4Kにてシーズン2の放送決定が発表され、「鉄人をひろったよ」「いけにえ」「あいつのタイムマシン」「アン子 大いに怒る」のラインナップも初公開されました。

6.Netflixシリーズ「完全新作アニメ」制作発表
藤子・F・不二雄作品として29年ぶりとなる新作シリーズアニメ『T・Pぼん』の制作発表が行われました。そして、会場にはアニメーション制作を務める株式会社ボンズの代表である南 雅彦さんが登壇。生誕90周年記念作品という節目のタイミングで、藤子・F・不二雄先生の作品をアニメ化される事に対し、どのような思いで制作に臨まれたか聞かれると「藤子・F・不二雄先生といえば、自分が小さい頃からずっとそばにいてもらった作品ばかりです。私はSFが大好きで、この今の自分を作ってくれたのが藤子・F・不二雄先生なので、とても名誉に感じます。」と語りました。手ごたえを感じている点について聞かれると、「このお話をいただいたとき、声をかけたプロデューサー全員が制作に関わりたいと手を挙げました。スタッフ全員が『T・Pぼん』のイメージを共有できた上で制作に挑めたと思います。」とコメント。特にこだわった点については、「ぼんたちにとっての現代と、ぼんが行く世界の歴史物を絵柄として、少し違う形で描くことでリアリティが伝わるようにしています。」と明かしました。

7.「川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム」新企画展などを続々と発表!
「川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム」新企画展と『藤子・F・不二雄 生誕90周年記念原画展 「好き」から生まれた 藤子・F・不二雄のまんが世界』のメインビジュアル・開催時期・概要発表のプレゼンテーションが行われました。「“僕は、すべてにおいて『好き』であることを優先させてきました”」という、藤子・F・不二雄先生の言葉のご紹介から始まり、本邦初公開となるPV映像が披露されました。藤子・F・不二雄先生の「好き」を原動力にして、子供たちの憧れとなる夢や冒険の世界観を作り出してきたことが伝わるような映像が放映されると、会場は感動的な雰囲気に包まれました。

《特別企画》■辻村深月さんと小学館の元編集長・河井常吉さんのトークセッションが開催
河井さんは『ドラえもん』の連載開始時の担当編集者として、藤子・F・不二雄先生とお仕事を共にされていました。記念すべき第一話「未来の国からはるばると」のラストシーンの電柱に「河井質店」と河井さんの名前が書かれていることについて「今から54年前に先生から原稿をいただいて、その最後のシーンに私の名前をこうやって先生が入れてくださいました。今になってみれば大変なことなんですが、当時はピンときてなくて、‘質店’じゃなく‘河井医院’とか‘病院’とかね。その方がよかったなんて、ちらっと思ったのを覚えています(笑)」と語られていました。辻村さんは「このエピソードを聞いた時、先生のお人柄が第一話から出ていたんだなって思いました。今日はその河井さんにお会いできてグッときました。」と感想をお話されました。
先生の大ファンでもある辻村さんは、「映画ドラえもん のび太の月面探査記」では脚本を担当されています。「私にとっては、聖書の続きが書けないのと同じような気持ちで、一度お断りをしたんです。だけど、みんながドラえもんのことが大好きで、ドラえもんのバトンを大事に大事に繋げて来たんだなと感じました。だから、自分も次に繋げるお手伝いができたら嬉しいなという気持ちで書きました。来年も3月に新しい映画が公開されるということで、すごく嬉しいし、あの時やってよかったなと思っています。」とお話されていました。
この日発表された90周年記念企画について聞かれると、河井さんは「私も小学館出身なものですから…『ドラえもんプラス』7巻をよろしくお願いします。」と語り、会場の笑いを誘いました。辻村さんは「私は『T・Pぼん』があのようにアニメで動いているのを見られるなんて、生きててよかった!」と作品への深い思い入れを感じるコメントを話されていました。
藤子・F・不二雄先生の「好き」を感じるエピソードについて聞かれると、辻村さんは「ドラえもんの大長編すべてから先生の『好き』を感じます。私が映画の脚本をお受けした時に一番最初に苦しんだのもそこで、ドラえもんって行っていないところがないんです。ある種才能という言葉では追いつかない、先生の『好き』が作り上げてきた世界なんだなと思います。」と語りました。河井さんは「先生が『好き』だったのは第一に‘ご家族’。本当に奥様と3人のお嬢様方を大切にされていました。第二に‘まんがを描くこと’。第三に‘人をびっくりさせること’、第四に‘ハンバーグライス’。一緒にお食事をする際には、決まってハンバーグライスを食べていました。」と懐かしそうに語られていました。
河井さんは「ドラえもん」連載開始前の予告ページについても触れ、「いただいた原稿が真ん中のイラストの部分だけだったんです。私がその周辺のデザインを加えました。連載の予告としては主人公もタイトルもない足りないことだらけのページで、上司からは厳しく怒られました。ただ、今となっては素晴らしい出来になったなと思います。」と当時のエピソードを語られました。

※河井常吉氏の「吉」は「つちよし」

最後は、発表会に参加したファンとドラえもん、パーマン、そしてQ太郎と一緒に記念写真が撮影できるキャラクターグリーティングタイム(記念撮影会)を実施しました。90周年をお祝いする記念撮影をもって、大盛況の中、本発表会は幕を閉じました。

オバケのQ太郎/©藤子プロ・©藤子スタジオ

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